海洋生命科学概論(MB201-CS01)

(Outline of Marine Bioscience)
基本情報
授業科目区分 単位数 コマ数 開講時期 科目コード 必要授業時間外学習時間
2群・ 必修・ 講義科目 2 15 1年次  前期 60時間
担当教員 所属講座・研究室 連絡先等
●菅野 信弘 応用生物化学講座・食品化学研究室 MB・5F kan-no@kitasato-u.ac.jp
 佐藤 繁 応用生物化学講座・生物化学研究室 MB・5F shigeru@kitasato-u.ac.jp
 水澤 寛太 増殖生物学講座・魚類分子内分泌学研究室 MB・4F mizusawa@kitasato-u.ac.jp
 田中丸 真琴※
 小檜山 篤志 環境生物学講座・環境微生物学研究室 MB・5F kobiyama@kitasato-u.ac.jp
 難波 信由※ 環境生物学講座・沿岸生物学研究室 MB・5F nanba@kitasato-u.ac.jp
 高橋 明義 増殖生物学講座・魚類分子内分泌学研究室 MB・4F akiyoshi@kitasato-u.ac.jp
 天野 勝文 増殖生物学講座・水族生理学研究室 MB・4F amanoma@kitasato-u.ac.jp
 中村 修 増殖生物学講座・水族病理学研究室 MB・4F naosamu@kitasato-u.ac.jp
 森山 俊介 応用生物化学講座・水族機能生物学研究室・4F morisuke@kitasato-u.ac.jp
 千葉 洋明※ 増殖生物学講座・水族増殖学研究室 MB・3F h.tiba@kitasato-u.ac.jp
 朝日田 卓※ 環境生物学講座・水圏生態学研究室 MB・5F asahida@kitasato-u.ac.jp
 外部講師
 外部講師
 外部講師
実務経験のある教員

【田中丸 真琴】
学生向けキャリア支援経験と企業向けコンサルティング経験を活かして、時代に求められる人材養成を目指した実践型講義を実施する。 

【難波 信由】
企業研究所でのさまざまな生物を対象とした生理・生態学的研究に関する実務経験を活かして、基礎生産者が果たす役割を、学生が具体的に理解できるような授業を行っている。

【千葉 洋明】
企業研究所での養殖業および餌料開発を通して得た実務経験をもとに、知識のみならず現場の雰囲気が理解できるよう、視覚的な資料を積極的に活用している。

【朝日田 卓】
漁場調査や種苗生産現場における経験を通じて得た魚類等の生態や多様性、戦略等の情報(映像を含む)を、学生が実感できるように活用している。

資格取得コースとの関係
教職課程
学芸員養成課程
食品衛生管理者・監視員資格
自然再生士補 必修科目
授業の目的 学習・教育目標との対応

本授業科目は海洋生命科学部における学習の「序論」と位置付けられ、海洋生命科学部における4年間の学習内容全体を鳥瞰するとともに、卒業後の進路を視野に入れた学習目的意識の涵養を図ることを目標としている。すなわち、海洋生命科学分野に関連する諸問題を概説することにより、海に生息する生物とその環境である海に対する理解を深め、将来にわたって我々が多種多様な水圏生物をどのようにして保全し利用していけばよいかを考える。

A: 多面的思考能力
B: 自然科学の基礎知識・理論
C: 専門分野の知識・技術
D: 問題解決能力
E: 実務能力
F: コミュニケーション能力
G: 技術者倫理
H: 継続的学習能力
授業の概要(内容・方法)

Ⅰ. 海洋生命科学を学ぶ
 1. 海洋生命科学概論ガイダンス
 2. 学部の歩みと大学での学び

Ⅱ. 海洋生命科学概論
 1. 生命のはじまり
  ・ 地球と生命の誕生、そして海洋生物の繁栄
 2. 生物の環境としての海洋
  ・ 海洋環境と陸上環境の違い
 3. 水の生命を支える基盤
  ・ 一次生産者としての植物プランクトン
 4. 海洋生物の適応戦略
   ・ 適応戦略の分子機構
   ・ 生殖,摂餌などの生理的特性
  ・ 生体防御
  ・ 化学的コミュニケーション
 5. 水圏生物の多様性とその利用
   ・ 有用水圏生物を増やす
  ・ 食料としての利用
  ・ 有用物質の利用と機能
 6. 人間活動にともなう環境変化と水圏生物
  ・ 環境変化と水圏生物
 7. 海洋研究の場
  ・公的研究機関
 
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本授業はオムニバス形式の講義科目である。講義はスライド・プリントなどを使用して行なう。

教科書・参考書
書名 著者・編者 出版社 値段(円)
教科書 適宜補足資料を配布する
参考書 講義内で紹介する
学生の到達目標 学習・教育
目標との対応
1. 生物環境としての海洋についてその特性を生命現象と関連させながら概説することができる。 目標BH
2. 海洋生態系の基本構造についてその概略を説明できる。 目標CH
3. 海洋生物の適応戦略について例を挙げて説明できる。 目標CH
4. 海洋生物利用の実際やその考え方について例を挙げて説明できる。 目標CH
5. 人間の営みが海洋生物の生命現象に与える影響を説明できる。 目標AH
6. 水圏生物資源利用に関わる技術者が果たすべき社会的責任を概説できる。 目標GH
到達度の評価
評価方法・評価基準・フィードバックの方法

小レポート(第2回~第14回の各授業で実施)と総合レポート(最終授業で課題を発表します)  [100%]

評価基準: 各回のテーマを正確に理解していること
フィードバックの方法: 総合レポートに教員のコメントを付し、返却する
学習支援情報・その他注意等
授業計画
実施項目 各回の学習内容と学習課題

Ⅰ.海洋生命科学を学ぶ(佐藤・水澤・田中丸)
1. 海洋生命科学概論オリエンテーション
2. 学部の歩み・大学での歩み

Ⅱ. 海洋生命科学概論
1. 生命のはじまり(佐藤)

・ 海洋生命科学部で学ぶ目的と概要を理解する
・ 能動的学習の重要性
・ 海洋生命科学概論の内容
・ 地球と生命の誕生、そして海の生物の繁栄

【予習】

海洋生命科学部の概要
地球の歴史と生命の誕生について[Key words: 地球の誕生、生命の誕生、酸素、カンブリア大爆発]

【復習】

海洋生命科学部の歩み
講義内容のまとめ

2. 生物の環境としての海洋(小檜山)

・ 海洋環境と陸上環境の違い 

【予習】

海洋を動かす力について予習 [Key words: 風、コリオリ力、風成(表層)循環、熱塩(深層)循環、不均一分布]

【復習】

講義内容のまとめ

3. 水の生命を支える基盤(難波)

・ 一次生産者としての植物プランクトン

【予習】

海洋の一次生産について予習 [Key Words:海産植物、植物プランクトン、海藻、沿岸の生産構造、沿岸漁業]

【復習】

講義内容のまとめ

4. 海洋生物の適応戦略-(1)(高橋)

・適応戦略の分子機構

【予習】

光が生物に及ぼす影響について予習 [Key Words: 光、体色、カモフラージュ]

【復習】

講義内容のまとめ

4. 海洋生物の適応戦略-(2)(天野)

・ 生殖,摂餌などの生理的特性

【予習】

生物の行動を制御する要因について予習 [Key Words: 脳,下垂体,生殖腺,脳ホルモン,生物リズム]

【復習】

講義内容のまとめ

4. 海洋生物の適応戦略-(3)(中村)

・ 生体防御

【予習】

体の防御機構について予習 [Key Words: 生体防御]

【復習】

講義内容のまとめ

4. 海洋生物の適応戦略-(4)(森山)

・ 化学的コミュニケーション

【予習】

生物間の化学的コミュニケーションについて予習 [Key Words:フェロモン、アレロメミクス、誘因物質、共生、レクチン]

【復習】

講義内容のまとめ

5. 水圏生物の多様性とその利用-(1)(千葉)

・有用水圏生物を増やす

【予習】

海洋からタンパク質獲得の方策について予習 [Key Words: 水産増養殖、世界人口の増加、食糧自給率、栽培漁業、環境保全]

【復習】

講義内容のまとめ

5. 水圏生物の多様性とその利用-(2)(菅野)

・ 食料としての利用

【予習】

食料確保と機能性の利用について予習[Key Words: 飢餓人口、食料自給率、栄養素、非栄養素、食品の機能性]

【復習】

講義内容のまとめ

10

5. 水圏生物の多様性とその利用-(3)(佐藤)

・ 有用物質の利用と機能

【予習】

海洋からの有効な物質とその探索について予習 [Key Words: Drugs from the Sea, 生理活性物質]

【復習】

講義内容のまとめ
総合レポートの作成

11

6. 人間活動にともなう環境変化と水圏生物-(1)(朝日田)

・ 環境変化と水圏生物

【予習】

地球が抱える問題について予習 [Key Words:水質悪化、物理的環境改変(ダム、埋め立て、護岸など)、地球温暖化、生物多様性、表層流と深層流]

【復習】

講義内容のまとめ
総合レポートの作成

12

6. 人間活動にともなう環境変化と水圏生物-(2)(外部講師)

・海域の利用

【予習】

沿岸域の利活用について予習 [Key Words: 鉄鋼副産物、沿岸環境、環境再生]

【復習】

講義内容のまとめ
総合レポートの作成

13

7. 海洋研究の場(1)(外部講師)

・公的研究機関
 

【予習】

海洋について研究している公的機関にはどんなところがあるか予習

【復習】

講義内容のまとめ
総合レポートの作成

14

8 海洋研究の場(2)(外部講師)

・その他の研究機関

【予習】

海洋について研究している機関にはどんなところがあるか予習

【復習】

講義内容のまとめ
総合レポートの作成

15

達成度確認(佐藤)

講義内容の理解度を確認し、総まとめを行う

レポートを返却する

【予習】

講義内容のまとめ

【復習】

講義内容の総まとめ