博物館実習Ⅱ(MB603-MS10)

(Practice in Museum)
基本情報
授業科目区分 単位数 コマ数 開講時期 科目コード 必要実習時間
学芸員養成課程 博物館に関する科目 2 45 4年次  通年 90時間以上
担当教員 所属講座・研究室 連絡先等
●朝日田 卓 環境生物学講座・水圏生態学研究室 MB・5F asahida@kitasato-u.ac.jp
 三宅 裕志 環境生物学講座・水圏生態学研究室 MB・5F miyake@kitasato-u.ac.jp
 廣瀬 雅人 環境生物学講座・沿岸生物学研究室 MB・5F mhirose@kitasato-u.ac.jp
資格取得コースとの関係
教職課程
学芸員養成課程 博物館法および博物館法施行規則に定める授業科目
食品衛生管理者・監視員資格
自然再生士補
授業の目的 学習・教育目標との対応

博物館における実習を通じて、博物館事業および学芸員の職務に関わる実際的な知識と技術の修得を図る。また、生涯学習における指導者としての理念等の涵養も図る。

A: 多面的思考能力
B: 自然科学の基礎知識・理論
C: 専門分野の知識・技術
D: 問題解決能力
E: 実務能力
F: コミュニケーション能力
G: 技術者倫理
H: 継続的学習能力
授業の概要(内容・方法)

 博物館において、資料の収集から整理、登録、管理、展示、解説、教育普及事業に至るまでの博物館業務を学芸員の指導の下に行い、知識と技術など実践的能力を養うとともに、生涯学習に関する理念を涵養する。

教科書・参考書
書名 著者・編者 出版社 値段(円)
教科書 なし
参考書 博物館ハンドブック 加藤有次・椎名仙卓 雄山閣出版 3,800
参考書 博物館情報・メディア論 日本教育メディア学会 ぎょうせい 2,381
参考書 博物館資料取り扱いハンドブック (財)日本博物館協会 ぎょうせい 2,667
参考書 博物館情報・メディア論 西岡貞一・篠田謙一 (財)放送大学教育振興会 3,100
参考書 博物館資料保存論 本田光子・森田稔 (財)放送大学教育振興会 2,400
学生の到達目標 学習・教育
目標との対応
1. 博物館の実際的業務を理解し、効率良く作業することができる
2. 博物館資料の基本的な取り扱いができる
3. 展示計画の作成ができる
4. 効果的な展示技術を用いることができる
5. 生涯学習に関する適切な助言ができる
到達度の評価
評価方法・評価基準・フィードバックの方法

実習指導者(博物館)の評価  [50%]

博物館実習ノート(レポート)  [50%]

評価基準: 上記到達目標への到達度を実習指導者(博物館)の評価及び博物館実習ノート(レポート)により評価
フィードバックの方法: 実習ノートを返却する。
学習支援情報
  1. 実施博物館は各自選択し、内諾を得たうえで必要な手続きを行うこと
  2. 実施時期は博物館の予定が優先されるので、早めに内諾を得ること。また学内手続きの都合上、4年次の12月までに実習を終了させること
授業計画
実施項目 各回の学習内容と学習課題
1

博物館資料の概念と実際

博物館資料の概念に基づく資料の種類、二次資料、価値の判断

【予習】

【復習】

2-3

博物館資料の基本的な取り扱い

自然史系資料の取り扱い

人文社会系資料の取り扱い

【予習】

【復習】

4

資料化

博物館資料の収集、整理、登録

【予習】

【復習】

5

資料化システムⅠ:事務処理の流れ

資料に関する各種文書の作成、交付、事務決裁、処理システム

【予習】

【復習】

6

資料化システムⅡ:学術データ化の流れ

学術データ化のための記載と整理

【予習】

【復習】

7-8

資料収集の実際:調査と調書の作成

資料収集に際しての調査、調書の作成、収集の形態、受け入れ先等との交渉

【予習】

【復習】

9

資料の受け入れ

資料受け入れの留意点、各種帳票の仕様、記載項目、記載方法、帳票作成

【予習】

【復習】

10-12

資料の整理①:クリーニングの実際

実物資料のクリーニング技法、材料と用具、留意点

【予習】

【復習】

13-16

資料の整理②:保存処理の実際

脆弱資料の補強処理、破損資料の復元・修復処理、使用材料と用具、留意点

【予習】

【復習】

17-20

資料の整理③:写真撮影の実際

二次データ化としての写真撮影技法(カメラの機能と操作、各種カメラの特質、ライティング、撮影器具の活用法、データ処理、フィルム資料のデジタル化など)

【予習】

【復習】

21-22

資料の登録:登録原簿・台帳の作成

登録原簿・登録台帳の仕様、記載項目、記載方法

【予習】

【復習】

23-25

資料のラベリングと収蔵

ラベリングの方法と使用材料、収納容器・棚の種類と活用法、資料の特質に合わせた保管法

【予習】

【復習】

26

各種帳票の管理とコンピュータデータベースの活用

受入れ票、登録原簿等の保管と留意点、ファイリング方法、データベース化とコンピュータ活用法(管理・検索)

【予習】

【復習】

27

博物館展示の概念

展示論の体系、展示の意図、展示の場所、展示期間、展示手法、展示課題

【予習】

【復習】

28-31

展示計画の作成:プランニング手法と展示シナリオの組み立て

展示構成の要素、プランニング方法論の種類と長所短所、企画意図の熟成、展示資料の所在調査、展示資料カードの作成、展示シナリオの組み立て

【予習】

【復習】

32-33

展示のレイアウト:導線計画とスペース配分

展示室の基本条件、導線計画、ケース配置、展示資料ごとの必要スペースと配分、レイアウトのラフスケッチ

【予習】

【復習】

34-36

博物館資料の梱包と運搬技術

梱包・運搬の基本理念に基づき、梱包用具の種類と長所短所、使用方法、手順、脆弱資料・箇所の補強法、事例等を解説し、資料梱包の実技を行う。

【予習】

【復習】

37-39

展示の解説 ‐解説パネルとネームプレートおよび図録の作成‐

展示の解説原稿の基本理念、解説パネル・ネームプレート等グラフィックデザインの手法と製作、図録のデザイン・編集、印刷発注手順等を解説し、解説原稿・パネル等の作成実技を行う。

【予習】

【復習】

40-43

展示技術の実際 ‐展示具の活用とライティング‐

資料陳列の基本(水族館や動物園の場合は生物飼育と管理も含む)、展示スペースの確保、危機管理の方法、展示ケースの活用法、簡易ケースの作成、展示具の種類とセッティング・使用法・製作法、展示に使用する小道具、展示照明の基本理念、保存環境の設定(劣化防止)等の展示技術を、実際の展示室における実技とともに解説する。

【予習】

【復習】

44-45

教育普及事業と種の保存

博物館が行う各種教育普及事業と、水族館や動物園で行われている種の保存について解説し、実際の業務を学芸員の指導の下に行う。

【予習】

【復習】